スズメに似た鳥を春から夏にかけて頻繁に目にすることがあるのは、気のせいでしょうか?
どちらも小型な鳥で、どこがどう違うのか知っている人は少ないと思います。
今回は、あまり耳慣れないヤブサメとウグイスの違いについて調べていきます。
ヤブサメとウグイスの生態に迫ってみよう!体の特徴は?衣食住は?
いったいどんな鳥なのか想像もつきませんが、考えただけでもわくわくしてきます。
今回は、鳴き声も含めた身体的特徴と衣食住にまつわる特徴を取り上げていきたいと思います。
身体的な特徴の違いは?
ヤブサメとウグイスの大きさを比較すると、ヤブサメの方がウグイスよりも小さな体つきをしています。
尾羽の長さにも違いが見られ、ヤブサメは短く、ウグイスの方が長いです。
体の色は、どちらも暗めの色合いをしています。
ヤブサメは暗褐色、ウグイスはくすんだオリーブ色をしています。
ただし、ヤブサメは目の情報に白い眉毛のようなものが見られます。
ヤブサメの鳴き声は、高音で「シシシ」と聞こえるそうです。
一方、ウグイスは、「ホーホケキョ」、「ケキョケキョケキョ」、「チャチャチャ」と鳴きます。
この中で、メスは最後の鳴き声しか発せず、残りの2つはオスのみが鳴きます。
食べ物や住まいに関する違いは?
まず、ヤブサメとウグイスの食性の違いについてです。
ヤブサメは肉食性で、昆虫や節足動物などを食べています。
これに対してウグイスは、雑食性で夏場は昆虫やクモなどを食します。
だんだんと生物の活動が弱まって来る冬になると、木の実などの植物も食べます。
次に、ヤブサメとウグイスの住まいの違いについてです。
ヤブサメは繁殖期になると、木の根元にお椀上の巣をこしらえます。
ウグイスは、夫婦で協力して、木の上に横穴式の住まいを作ります。
せっせと作った巣穴をメジロに横取りされ、気づかぬうちにメジロの卵を養育させられていることもあるそうです。
まとめ
ヤブサメとウグイスには、思っていた以上にいくつもの違いが見られました。
ヤブサメもウグイスも警戒心が強く、鳴き声を聞くことはできても姿を見ることは難しいようです。