子育ての間は、ちょっとしたことでイライラ、カリカリとしてしまう人も多いと思います。
それだけ神経を使って子どもを育てていることの裏返しでもあります。
さて、人間だけではなく、それはウグイスにとっても同じことです。
繁殖期のオス!どんな鳴き声によって子どもを守っているの?
一般的なホーホケキョという鳴き声意外にもウグイスは、いろんな鳴き方をします。
それほど多彩な鳴き方をするのは、実はオスだけです。
いったいなぜ数種類の鳴き方を習得したのかを紹介していきたいと思います。
メスに対してアピールする際のオスの鳴き声とは?
ホーホケキョと、これは私たちが一番聞きなれている鳴き声だと思います。
ただし、発する鳴き声のトーンによって意味はまったく異なります。
相手への親愛の情を示したいのであれば、声のトーンは高くなります。
それとは反対に低くなった場合は、後ほど紹介したいと思います。
私たち人間も嬉しいことがあると、声が高くなったりすることがあります。
そうすることで、近くにいるメスに自分の存在をアピールしているのです。
鳴き声の美しさをオスたちは競って、次代へと命をつないでいるのです。
繁殖期に耳にする、オスの鳴き声とは?
好意を寄せているメスがいたり、子育てをしたりしているオスは気が気ではありません。
それは、ちょっと油断すれば、他のオスが縄張りに侵入してこようとするおそれがあるからです。
そこで、オスは縄張りの近くで見張り役をして、安全に子育てできるように努めているのです。
侵入者がいた場合は、低い声でホーホケキョと相手を威嚇すると同時に、メスにそのことを知らせます。
また、ライバルが縄張りに入ったり、近づいてきたりした場合は、けたたましい声でケキョケキョケキョと鳴きます。
このようにオスは、恋をして、子どもを育て終えるまでホッとすることはできません。
まとめ
ウグイスのオスは繁殖期になると、鳴き声によってメスを口説いたり、ライバルを追い払ったりします。
外観からは想像もできないほどの大変な思いをして、鳴き声を発していると知り、畏敬の念すら感じました。