春の花を代表する桜は、西から東へと開花前線が上っていきます。
同じようにウグイスの初鳴きにも地域差が見られるのでしょうか?
気象庁では、なんとウグイスがその年で初めて鳴いた日を「初鳴日」として毎年観測しています。
ウグイスの初鳴き!沖縄は?東京は?北海道は?
気象庁のデータによると、ほぼ西から東へ移動していることが読み取れます。
では、どれほどの地域差が見れるのかを紹介したいと思います。
ウグイスの初鳴きをどうやって観測しているの?目的は?
観測のやり方はいたってシンプルで、観測の対象となるものを調査員の目や耳によって判断し、記録しています。
ですから、特別な機材などを用いたりするようなことはほとんどありません。
観測地点となる場所は、気象台あるいは気象台の近くです。
このような観測を行っている目的は主に2つあります。
まず、動植物を観測することによって、生物にどのような影響が生じているかを知るためです。
次に、知り得た情報をもとにして総合的な見地から気象を捉えたり、生活情報として提供したりするためです。
沖縄、東京、北海道でウグイスが初鳴きをするのはいつ?
その年によって多少の変動は見られますが、全体的な傾向として西日本での初鳴きが早いです。
沖縄では1月下旬に、九州地方の中でも宮崎は2月中旬には初鳴きが観測されています。
中国地方では3月上旬、近畿地方においては3月中旬頃です。
残念ながら東京の観測データは記録されていないので、神奈川県(横浜市)のデータをもとにします。
横浜における初鳴きの観測日は、3月の中旬ですので、東京もそれほど大差はないと思います。
東北地方は、幅があり4月上旬から下旬にかけて観測されています。
北海道は、4月下旬から5月中旬とこちらも幅が見られます。
まとめ
ウグイスの初鳴きは桜の開花前線と同じように、地域によって違いが見られることが分かりました。
気候の変動によっては、ウグイスの初鳴きが今とはまったく異なったものになる日が訪れるのも否定できません。
春先の天気のいい日は、初鳴きを聞きに近くの山を登ってみてみるのもいいかもしれませんね。