ホーホケキョと清々しい鳴き声を届けてくれるウグイスですが、生まれながらに発声できるのではありません。
どうやってウグイスはさえずりを獲得しているのでしょう。
そこで今回は、ウグイスのさえずりに焦点を当てて紹介していきたいと思います。
ウグイスが練習をしてまで、さえずりを行っている理由は?
ウグイスは親の姿を通して、さえずりの練習を行っていると言われています。
では、なぜうぐいすはさえずりを行うのでしょうか?
ウグイスはさえずりをどうやって練習しているの?
古来より和歌にウグイスの鳴き声は詠まれてきたことから、ウグイスのさえずりは日本人にとっては特別です。
その鳴き声は、自分の親の鳴き声を見本として何度も、何度も練習して発することで自分のものとしていきます。
練習したとしても必ずしも誰でも心地よい鳴き声を発せることができるようになるとは限りません。
「ホーホケキョ」の「ホー」は空気を吸う時に発せられる音、「ホケキョ」は空気を吐く時に発せられる音です。
あの小柄な体をフルに活用して、美しい鳴き声を奏でているのです。
なぜそうまでして、ウグイスはさえずりの練習を行うのでしょうか?
ウグイスがさえずりの練習を熱心に行うのは、なぜ?
あまり知られていませんが、ホーホケキョとさえずりを行うのは、メスは鳴かずにオスだけです。
ウグイスがさえずりを行う理由として、考えられることは2つあります。
まず、求愛の行動をとるためです。
オスはメスに美しい鳴き声を聞かせることで、男らしさをアピールしているのです。
次に、自分のテリトリーを守るためです。
繫殖期になると縄張り争いが激しくなってきます。
そのため、オスは自分の領域を侵されないように、さえずりによってライバルを威嚇することもあります。
これら2つの理由からオスは、あのさえずりを発しているのです。
まとめ
ウグイスは親の鳴き声を真似して、あのホーホケキョというさえずりを獲得していきます。
さえずりの練習を行っている目的は、これから先の未来を切り開いていくためです。
なんとも涙ぐましい努力の末に、あのさえずりを聞くことができているとは驚きました。