鳥類がつがいになる時の形態は種類により違います。
世界中に生息している鳥類の約9割は一夫一妻だそうです。
これは1度の繁殖期においてです。
ウグイスはどうなのでしょうか。
目次
ウグイスは一夫一妻?一夫多妻?
日本にも生息しているウグイスですが、1度の繁殖期でオスはどれくらいのメスとつがいになるのでしょうか?
ウグイスは一夫多妻
ウグイスは1度の繁殖期の中で1羽のオスと数羽のメスがつがいになることが調査により分かりました。
必ずというわけではありませんが、高い割合で一夫多妻になるようです。
最大のメスの数は?
新潟県での調査結果によると、最大で一夫六妻が観察されてそうです。
決まった数はないようですので、状況次第ではここまで増えることもあるようですね。
一夫多妻が成り立つ理由
人に置き換えて考えると、一夫多妻になると男性は多大な責任もありますのでかなり厳しいでしょう。
では、どうしてウグイスは一夫多妻が成り立つのでしょうか?
オスは縄張りを確保するだけ
繁殖期に入る2月下旬頃からウグイスのオスは縄張りを確保して鳴き続けます。
この鳴き声によりメスに縄張りを知らせて誘います。
ウグイスは、巣作り・産卵・子育てを全てメスが行います。
オスは一切関わらないので一夫多妻が成り立ちます。
発達した一夫多妻
オスはメスが寄ってきた後のことに一切関わらないため、次々とメスが来てもつがいになれるのです。
これがウグイスの発達した一夫多妻を成り立たせる大きな理由となっています。
長い時は1日中鳴くことも
メスが寄ってくるには、オスが鳴く必要があります。
1日の中で長いときはずっと鳴き続けることもあるようです。
その努力があるおかげで多数のメスが寄ってくるようです。
ウグイスのカップル
さっきからお互い鳴きあってて羨ましいんだけど pic.twitter.com/badARsXGY7— よー (@aqua12ad) 2015年3月28日
まとめ
ウグイスは一夫多妻です。
長い時は1日中鳴き続けることで、オスも元へと多くのメスが寄ってくるようです。
ウグイスのオスは、巣作りから子育てまで一切関わらないので一夫多妻が成り立ちます。
浮気性と思う方もいるかもしれませんが、これがウグイスの発達した一夫多妻なのです。