ウグイスは、日本では馴染みのある鳥です。
ホーホケキョという鳴き声は、春先に聞こえてくる鳴き声で、縁起の良い鳴き声とされているそうです。
ウグイスの鳴き方
ウグイスは、ホーホケキョという鳴き声が有名ですが、これはさえずりという鳴き方で自分の縄張りを宣言している鳴き声で、メスを呼び寄せるという意味もあります。
さらに、ホーホケキョのあとにケキョケキョと鳴く場合もあり、これは他のウグイスや外敵に対しての威嚇と縄張りの中にいるメスに対して危険を知らせる合図となっているそうです。
さえずりのほかにも、地鳴きがあり、地鳴きはチャッチャという鳴き声となっています。
なぜ縁起が良いとされているのか?
ウグイスがホーホケキョと鳴くのは、春先になってからです。
春先に鳴くために、春を知らせてくれる=良い知らせとして縁起の良いとされているようです。
オスの鳴き声で、メスを自分の縄張りに呼ぶためのさえずりです。
春先は、ウグイスにとっては繁殖期の始まりで、秋頃まで繁殖期が続きます。
ホーホケキョという鳴き声は有名ですが、実際はあまり姿を見たという人は少なく、近くに巣を作るための竹林が無いところには住んでいないそうで、山の高い場所などに多く生息しています。
日本三鳴鳥
日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう)とよばれているさえずりが美しい鳥がいます。
三鳴鳥は、ウグイス、オオルリ、コマドリの三種類の鳥のことをいいます。
ウグイスはホーホケキョ、オオルリはピリーリー、コマドリはヒンカララと鳴くそうです。
さえずりが美しいだけではなく、昔からいる野鳥で絵画に書かれていたり、文献や詩などにもその名前が残されています。
まとめ
ウグイスは春先に繁殖期を迎え、オスが自分の縄張りの主張とメスを縄張りに呼び込むためにホーホケキョと鳴きます。
春先に鳴くことから、春を呼ぶということで縁起が良い鳥とされています。
鳴き声には、ホーホケキョというさえずりと、チャッチャという地鳴きがあります。