ウグイスは春の訪れを告げる代表的な鳥として有名ですが、そのウグイスと良く似た外見をしているムシクイという鳥をご存じでしょうか?
ムシクイは種類も多く、判別が難しいと言われています。
今回はそんなムシクイとウグイスも見分け方のポイントについてご紹介していきます。
ムシクイはウグイス科の鳥
ムシクイはウグイス科の鳥になりウグイスよりも一回りサイズが小さいのが特徴です。
小さな身体に似合わず鳴き声大きいという特徴があります。
ムシクイは名前の通りほとんどの種類が昆虫を餌としていますが、一部の種類は果実も食べると言われています。
主に樹上や草原に生息しており、枝や草に潜む虫を食べていると言われています。
ムシクイは種類が豊富
ムシクイと一言でいってもその種類は豊富で、500種類以上にも分類できると言われています。
また、それぞれ姿が似ていて種類ごとの見分け方が非常に難しく珍しい種類の鳥が多いことからバードウォッチングのベテランから高い人気を集めている鳥でもあります。
ムシクイにはセンダイムシクイ・メボソムシクイ・エゾムシクイといった比較的、姿を見かけることが多い種類から、ムジセッカ・カラフトムシクイといった珍しい種類まで実に様々な種類に分類することができます。
ウグイスとムシクイの外見の違いは?
ではウグイスとムシクイの見分け方のポイントとはどのようなものでしょうか?
ここでは一例としてウグイス・センダイムシクイ・エゾムシクイ・メボソムシクイのそれぞれの特徴と合わせて見ていきたいと思います。
まずウグイスは全長14~16センチでオスはメスよりも一回り大きくなっています。
全身茶褐色なのが特徴で、「ホーホケキョ」という鳴き声が最大の見分けるポイントです。
センダイムシクイはムシクイの中でも1番姿を見かけることが多い種類で、全長12~13センチとウグイスよりも小さい鳥です。
頭の中心の白っぽいラインが見分け方のポイントで「チヨチヨ・ピィー」といった鳴き声です。
エゾムシクイは全長11~12センチとさらに小さく、頭の色が暗めの灰褐色です。
鳴き声は「ヒッツッキー」と鳴き少し高めの山に生息しています。
メボソムシクイは全長13センチほどでお腹から脇にかけて黄色味があるのが特徴的です。
「ジュリジュリ」という鳴き声で山でよく姿を見かけることができます。
まとめ
ウグイスとムシクイは姿形がとてもよく似ているため、外見から判断することはとても難しいと言われています。
よく見ればそれぞれに特徴はありますが、近づかないとなかなか分からないため、簡単な見分け方としては鳴き声で判断すると良いでしょう。