ウグイスは、日本人には馴染みのある野鳥で、山梨県と福岡県では、県の鳥としても指定されています。
ホーホケキョという鳴き声が特徴的で、春先から秋の終わりにオスがメスを自分の縄張りに誘うために鳴くそうです。
ウグイスの繁殖期
ウグイスの繁殖期は、4月~9月の終わりになります。
ホーホケキョという鳴き声は、オスがメスを自分の縄張りに呼んでいる鳴き声です。
ウグイスは、一夫多妻制で一匹のオスが複数のメスと共寝をして卵を産みます。
一度に生む卵は、4~6個の卵を産みます。
ウグイスの産卵とヒナの育て方
ウグイスは、4~6個の卵を産みます。
孵化までには2週間ほどかかり、孵化したあとは2週間ほど経過すると巣立ちをします。
オスは、共寝をした後はほとんど巣には近づかず、1日に数回様子を見に来る程度で、ヒナの世話はほとんどがメスが行います。
ヒナに与えるエサは、ガやチョウの幼虫が多く、クモやバッタなどの昆虫を与えることが多いようです。
2週間ほど経過をして、巣立ちを行った後も、母親となるメスがエサを取ってくる場合もあるそうです。
ウグイスと托卵
ウグイスは、ホトトギスに托卵されることがあるそうです。
托卵は、他の鳥の巣に卵を産み、別の鳥に育ててもらうという行動で、カッコウやホトトギスなどが行います。
ホトトギスは、ウグイスの巣に卵を生むことがあるそうで、産む際にウグイスの卵を1つ巣から落として自分の卵を産んでいきます。
ホトトギスの卵が孵化をしてヒナが生まれると、ホトトギスのヒナは、ウグイスの卵を巣から落としていきます。
それによってホトトギスのヒナが、ウグイスの親からエサを充分にもらえるようになるための行動だと言われています。
まとめ
ウグイスの産卵期は、4月~9月の間です。
ホーホケキョと鳴くのはオスがメスを呼ぶためです。
卵は一度に4~6個を産み、2週間で孵化、2週間で巣立ちをします。
ホトトギスによって托卵をされることもあり、ヒナが生まれると、ウグイスの卵をすべて巣から落としてしまいます。