ウグイスは、ホーホケキョと鳴く鳥として知られています。
しかし、ウグイスの姿や巣などは見たことがある人は少ないかもしれません。
一体ウグイスはどんな場所にどんな風に巣をつくっているのでしょう。
ウグイスの巣作り
ウグイスは、春になるとホーホケキョと鳴く、日本を代表する野鳥です。
ホーホケキョと鳴くのは、さえずりで、自分の縄張りであることをアピールし、周囲への威嚇とメスを呼ぶための鳴き声だそうです。
ウグイスが巣を作るのは、春になる前の冬の時期になります。
自分の巣をつくり、縄張りを確保してから繁殖期である春を迎えます。
ウグイスの巣
ウグイスの巣は、竹林や草むらにあることが多いそうです。
あまり高い位置に巣は作らず、竹林の笹の葉の下や竹の中につくります。
素材は、笹の葉やススキの穂など柔らかい素材と、草の茎や枝などの硬いものを組み合わせて作ります。
ウグイスは一夫多妻性で、一匹のオスに対して複数のメスと暮らすため、縄張りの中にいくつもの巣があるときもあるそうです。
ウグイスのオスとメス
ウグイスのオスは、ホーホケキョと鳴きメスを自分の縄張りに呼び寄せます。
複数のメスを呼び寄せる事もあり、縄張りの中に何匹ものメスを呼んで暮らすそうです。
オスは、ホーホケキョと鳴くことで縄張りの中にいるメスに危険を伝えますが、巣を作ったりヒナのエサを取ってきたりはしないそうで、ほとんどがメスが行うそうです。
共寝をして、産卵までには2週間ほどかかり、孵化をしてヒナが生まれたらアオムシやクモなどをメスが獲ってきてヒナに食べさせていきます。
2週間ほどでヒナから巣立ちができるまで成長していきます。
共寝から約1ヶ月で成長をしていきますが、頻繁にメスが縄張りに来てくれるというわけではないようで、中々数は増えていかないようです。
まとめ
ウグイスの巣は、冬場に作られています。
巣を作るのも、ヒナを育てるのもほとんどがメスが行います。
巣は竹林や草むらなどに作られることが多く、柔らかい草などと硬い茎や枝などを組み合わせて作られています。