どんな生き物にも天敵は存在するでしょう。

ウグイスはどうなのでしょうか?

また、ウグイスの天敵とは何なのでしょうか。

ウグイス 天敵

ウグイスの天敵

野鳥は自分よりも大きい鳥や強い動物の被害に合うことが多いようです。

生きるだけでも厳しい自然の中にたくさんの敵が存在しますが、その中でも天敵と呼ばれるものは何なのでしょうか?

ウグイスの天敵はホトトギス

様々な敵がいる自然界ですが、ウグイスの天敵と言えるのはホトトギスです。

親鳥が攻撃されるのではなく、托卵と呼ばれる行為で被害に合います。

托卵とは

他の鳥の卵を全滅させ、自分の卵を産み育てさせる、これを托卵と言います。

ホトトギスはウグイスの巣を見つけるとウグイスの卵を全滅させた後で自分の卵を産みます。

そして、ウグイスにその卵を育てさせるのです。

ホトトギスが狙う相手は他にもいますが、ウグイスが対象となることが多いようです。

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ウグイスの対抗策

ホトトギスの托卵の被害に合いやすいウグイスですが、何か対抗策は持っているのでしょうか?

ウグイスとホトトギスの卵は区別が難しい

ウグイスが托卵の被害に合っていることに気づかない原因は卵にあります。

どちらの卵も色が似ていて模様がないので判別しにくいのです。

なので、被害に合っていることに気づかずに育てる場面も見受けられたようです。

ウグイスの対抗策

ホトトギスの托卵による被害があるので、ウグイスはホトトギスを見ると警戒します。

ホトトギスの模型を使っての実験によると、巣の前にホトトギスの模型を置くとウグイスは激しく攻撃したそうです。

托卵に合ってしまった後では自分の卵は既になくなっているので、それ以前に対抗する手段を取ったのです。

ホトトギスが托卵をするのは6月頃からだとされています。

ウグイスが特に警戒するのもこの時期からだそうです。

それ以前にウグイスにホトトギスの模型を見せても、警戒はするものの托卵の時期に比べると落ち着いていたとの結果もあります。

托卵の時期の方が被害に合う可能性が高いので、ウグイスの警戒も調整されていることが分かりました。

まとめ

ウグイスの天敵はホトトギスです。

托卵の被害により自分の子孫を残せないため、天敵となっています。

ウグイスは托卵の被害に合わないための対抗策を持っていて、その警戒の度合いはホトトギスの托卵の時期が近いほど強まるように調整されているようです。

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