私たちに春の訪れを感じさせてくれる小鳥はいくつか存在し、目や耳で楽しませてくれます。
鳴き声の美しいウグイス、体色のきれいなメジロがその代表例と言えます。
では、これらの鳥はどのような暮らしをしているのでしょうか?
調べてみました。
ウグイスとメジロの鳴き声!どちらがホーホケキョと鳴いているの?
私たちが当たり前だと思っていることが実は、異なることが多く見られます。
ウグイス色と表記しますが、実際はメジロの体色を示しています。
つい勘違いされてしまいがちな小鳥たちの生態について紹介していきたいと思います。
ウグイスの鳴き声や生態は?
ウグイスの鳴き声には、特別なメッセージが込められています。
ホーホケキョと鳴くのはオスのみで、声のトーンによって表しているメッセージが異なります。
高い声で鳴いた場合は、近くにいるメスに対してラブコールを送っているのです。
逆に、低い声で鳴いた場合は、自分の縄張りに外敵が迫っている、あるいは、侵入しているとの合図です。
ケキョケキョケキョという鳴き声を発するのもオスですが、これも相手を威嚇するために行います。
チャチャチャという鳴き声は、オスもメスも両方とも発します。
ウグイスは巣作りを行い、夫婦で協力して子どもを育てていきます。
その間、オスは主に給餌と見張り役を担います。
メジロの鳴き声や生態は?
メジロの鳴き声は、単純でスズメのようにチュンチョンという鳴き声を発します。
ウグイスとは異なり、メジロは巣作りを行うようなことはせずに、他の鳥の巣を横取りします。
他の鳥の巣に卵を産み落とし、ヒナが孵ると元々その巣にあった卵を地面へ落としてしまいます。
実の親ではなく、他の鳥の子どもとして養ってもらい、育ち上がっていくのです。
メジロは甘い蜜が大好きで、人家の庭にお邪魔することも珍しくありません。
ですから、ウグイスほど警戒心は強くなく、人がいても密を吸いに来ることもあります。
まとめ
ウグイスとメジロは、鳴き声が異なるばかりか、子育てについても大きな違いが見られます。
ウグイスは子煩悩でつがいで子育てに励みますが、メジロは他人任せで自分の子どもを他の鳥に養育させます。
小柄な体格をしていても、大きな違いが見られたことにとても驚きました。