ウグイスは鳴き声だけにとどまらず、色を形容する言葉にも浸透しています。
若葉を思わせるようなウグイス色は、ウグイスパンの餡に見るように鮮やかな緑色をしています。
では、ウグイスとメジロと、いったいどこがどう違うのでしょうか。
ウグイスとメジロの違い!外見は?鳴き声は?
ウグイス色は若葉を思わせるような緑色という既成概念ができあがっています。
しかし、本当のウグイスの色は、ウグイスパンの餡とは異なるようです。
では、ウグイスとメジロにどんな違いをあるのか、調べていきましょう。
ウグイスとメジロの見た目の違いは?
どちらも体格の違いは、ほとんど見られず、スズメとほぼ大きさは変わりません。
最も特徴的で分かりやすいのは、体の色の違いです。
ウグイスは、鮮やかな緑色ではなく、モカ色を薄くしたような体色をしています。
パッと見た感じは、スズメと見間違ってしまってもおかしくありません。
腹部より下はグラデーションでだんだんと白くなっています。
メジロは、目の周りに白い縁取りがあり、頭部から腹部の中央にかけてイネの苗のような鮮やかな色です。
実は、こちらの体色がウグイスパンの餡に近いと言えます。
腹部より下は、白っぽい色が目立ちます。
ウグイスとメジロの鳴き声の違いは?
ウグイスは状況に応じて3つの鳴き方をします。
縄張りに危険が迫っていて、相手を威嚇したい時は、ホーホケキョと低い声で鳴きます。
メスに自分の存在をアピールしたい場合は、ホーホケキョと高い声で鳴きます。
近づいてくる相手を警戒している時は、ケキョケキョケキョという鳴き声を上げます。
オスもメスも、ふだんはチャチャチャという鳴き声を発します。
一方、メジロの鳴き声は、スズメに似ています。
チュンチュンと近くに人がいても警戒することなく、梅の花の蜜を吸いに寄ってきたりします。
まとめ
ウグイスとメジロは似ても似つかぬ体色をしていますが、混同されている部分があります。
鳴き声が美しいのはウグイスですが、羽の色がきれいなのはメジロです。
またメジロは、ウグイスよりも警戒心が低いことにびっくりしました。