ウグイスもホトトギスも、多くの異名を持ち、昔から多くの人々に愛されている鳥です。

しかしながら、この2つの鳥の姿をパッと頭に思い浮かべることができる人は少ないのではないでしょうか?

古来より愛でられている、鳥たちの違いについて今回は迫っていきたいと思います。

ウグイス ホトトギス 違い

ウグイスとホトトギスの特徴は?いったいどんな違いがあるの?

どちらの鳥の名前も耳にしたことはあると思いますが、実際に見たことがある人は少数だと思います。

名前は知っているけれど、よくは知らない鳥たちの生態について紹介していきます。

夫婦で協力して子育てするウグイス!

体長は15㎝前後と、あまりスズメと変わらないくらいの大きさです。

全体的に落ち着いた色味をしており、ベースのカラーは2色です。

体の上部から中部にかけてはオリーブがかった茶色をしていますが、腹部は白色です。

樹上に横穴式の巣を作り、夫婦で協力して子育てを行います。

主に子どものお世話はメスが、エサを取って運んだり、外敵から保護したりするのはオスの役目です。

鳴き声は3種類あり、オスのみが鳴くものと、オスとメスの両方が発するものに分けることができます。

オスは、「ホーホケキョ」や「ケキョケキョケキョ」という鳴き声で、メスに合図を送ります。

共通して見られる鳴き声は、「チャチャチャ」という声です。

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えっ、間借り人で、ネグレクトなホトトギス!

体長は約30㎝もあり、スズメより大きな体格をしています。

全体的に暗めの色をしており、主だった色は2色見られます。

頭部と背中は灰色で、翼と尾はこげ茶色をという特徴があります。

ホトトギスは巣作りをせずに、他の鳥(ウグイスなど)の巣に卵を産み落とします。

孵ったヒナは、他の鳥の卵を落として、養母の元で大きく育っていきます。

残念ながら、自分の子どもとは気づかずにかいがいしくお世話をしてくれます。

鳴き声にも特徴があり、キョッキョッ キョキョキョキョと鳴くそうです。

この鳴き声は、しばしば早口言葉の「特許許可局」にたとえられることが多く見られます。

まとめ

ウグイスは夫婦で仲良く子育てするのに対して、ホトトギスは人任せにした育児を行うことが分かりました。

同じ鳥類であっても、これほどまでに違いがあるのかと興味深く感じました。

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