強風や台風が過ぎ去った後など、様々な理由でウグイスの雛が巣から落ちている場合があります。
ウグイスの雛が巣から落ちた場合は見つけ次第、何らかの対策を打たないと雛の命が危険にさらされてしまいます。
今回はウグイスの雛の保護方法や餌の与え方の注意点についてご紹介していきます。
巣から落ちた雛はまずは栄養補給を
ウグイスの雛が巣から落ちた場合、自分で巣に戻れるような状態あれば戻すことが最善の方法ですが、雛がお腹を空かせている可能性が高いので、巣に戻す前にまずは雛に栄養補給をしてあげましょう。
ウグイスのような野鳥の雛は餌の与え方や巣への戻し方に注意しなければいけない項目があるため、雛を保護する前に県の野生動物などの担当窓口に1度連絡をし、指示を仰ぐようにしましょう。
野鳥を家庭で飼育することは法律で禁止されているため、自己判断で飼育することは避けるようにしましょう。
保護したウグイスの雛への餌の与え方は?
保護したウグイスの雛に餌を与えるときのポイントは、親鳥が雛の口の中に頭を入れて餌を与えるというイメージを持つことです。
ウグイスの雛はノドの奥を刺激されることで餌だと認識すると言われているため、給餌器を雛のノドの奥まで差し込むと雛が食いついてきて楽に餌を食べられると言われています。
餌を始めに与えるときは出来るだけ親鳥と同じようにクモやアオムシといった生きている虫を保護した雛に与えるようにしましょう。
保護したウグイスの雛が餌を食べようとしない場合は?
保護したウグイスの雛の中にはおびえていたり衰弱していて餌を自分で食べようとしない場合もあります。
このような場合は、強制給餌と言いくちばしの端をこじ開け、雛に強制的に餌を与えるようになります。
ウグイスの雛にひどいことをしている気分になる方もいるかもしれませんが、雛の命を救う手段として必要なことであり苦痛を与えるものではありません。
しかし、無理やり口をこじ開けることは雛にとってストレスになるため、出来るだけ早く餌を雛のノドの奥まで差し込み美味しい餌だと認識させるようにしましょう。
まとめ
ウグイスの雛を保護する場合は、専門的な知識が必要になるため必ず県の野生動物の担当窓口に連絡するようにしましょう。
保護したウグイスの雛に餌を与える場合は、親鳥と同じように雛のノドの奥に餌を差し込むような方法で与えることがポイントです。
野生のウグイスを家庭で飼育することは鳥獣保護法で禁止されているため自己判断で保護することは避けるようにしましょう。